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都七福神まいり 黄檗山 万福寺 (布袋尊)

都七福神めぐりの最後は黄檗山万福寺。
万福寺は京阪電鉄宇治線黄檗駅から徒歩10分ほどのところにあります。

万福寺①

萬福寺(まんぷくじ)の山号は黄檗山、開山は隠元隆琦、本尊は釈迦如来で、日本の近世以前の仏教各派の中では最も遅れて開宗した、黄檗宗の中心寺院で、中国・明出身の僧隠元を開山に請じて建てられたそうです。
建物や仏像の様式、儀式作法から精進料理に至るまで中国風で、日本の一般的な仏教寺院とは異なった雰囲気を醸し出しています。布袋尊は唐の末期に実在した僧で、いつも袋を背負っていたことから、布袋という俗称がつけられたそうです。
喜捨されたものを、この袋に入れたということですが、財を与えてくれる福袋とも、欲望を乗り越えた、円満な性格を作る堪忍袋とも言われていると説明されていました。

万福寺② 万福寺③

総門から進むと三門が見えてきます。その後ろには放生池という蓮池がありましたが、蓮の花は時期的に遅かったようで、花はほとんど見ることができませんでした。

万福寺④

三門から進むと正面に天王殿といわれる寺の玄関として設けられている建物が見えてきます。中国では一般的な建て方だそうで、この中に布袋尊の他に韋駄天と四天王の像が祀られています。

万福寺⑤ 万福寺⑦ 万福寺⑧
万福寺⑨ 万福寺⑩ 万福寺⑪

布袋尊は金ピカでふくよかなお腹をした笑顔の布袋尊像に、力強い四天王像と韋駄天像でした。

お参りをすませ、御朱印をいただきに売店と併設された朱印所へいきました。
朱印所は斎堂(食堂)のすぐ横にあり、斎堂の前には開板(かいばん)とよばれる魚板で木魚の原型となっているものが吊り下げられています。
開板は魚梆(ぎょほう)ともよばれています。

万福寺⑫

叩いて食事や法要の時間を知らせるためのものだそうで、魚は日夜を問わず目を閉じないことから、寝る間を惜しんで修行に精進しなさいという意味だそうです。
口にくわえた丸いものは煩悩を表し、魚の背をたたくことで煩悩を吐き出させる、という意味合いがあるそうです。

万福寺ご朱印

いただいたご朱印です。
七福神のご朱印の他に韋駄天や魚梆のものなど5種類のご朱印がありました。

万福寺⑬ 万福寺⑭ 万福寺⑮ 万福寺⑯

ご朱印をいただいてから大雄法殿、法堂、開山堂などを拝観させていただきました。

日本最古の都七福神めぐりも無事満願することができました。
しかし、今日は蒸し暑かったです(^_^;)
夏の神社仏閣めぐりの際はコマメな水分補給を忘れないようにしましょう。
荷物になっても水筒は必需品だとおもいます。

さて、お昼は冷麺でも食べに行こうかと思っています。

都七福神まいり 東寺 (毘沙門天)

東寺へ参拝は今回で三回目となります。
東寺については洛陽三十三所観音霊場めぐりで紹介させていただきましたので、今回はそれ以外のみどころについて触れたいと思います。

洛陽三十三所めぐりの記事はこちらです。

東寺①

東寺の南大門で白鷺が迎えてくれました。

七福神の毘沙門天が祀られている毘沙門堂は、御影堂の三門を潜った先にあります。
毘沙門天は仏教の守護神で、四天王の一神であり、北方の世界を守護しています。一般に右手に宝棒、左手に宝塔をもつ姿であらわされ、七福神のひとつとなっており、多聞天ともよばれています。

東寺④ 東寺②
毘沙門堂は七福神の幟が目印になります。
毘沙門堂へのお参りをすませ、散策していると大きな亀の石碑が目につきました。この碑は万病平癒のご利益がある「尊勝陀羅尼の碑」と説明されていました。

東寺⑥

亀の碑を眺めていると「ご存知ですか?」とお参りに来られていた方から、この石碑の回りを亀を撫でてから自分の悪い部分を撫でながら一周すると病気が治ると信じられていて、隠れたパワースポットになっていると教えてもらいました。
σ(^^)も亀さんを撫でながら肩や膝を摩って一周回らせてもらいました。

東寺⑧

ご朱印は境内の食堂でいただけます。

東寺⑨

いただいたご朱印です。

何度訪れても新たな発見や見逃していたことはあるもんですね。
ここから二度目の参拝となる万福寺に向かいたいと思います。

都七福神まいり 革堂 (寿老神)

洛陽三十三所観音巡礼四番札所で訪れた革堂 行願寺。
行願寺の紹介記事はこちらから

行願寺①

お婆ちゃん元気かな?なんて思いながら境内に入ると前回訪れたときよりも多くの参拝に訪れている方々おり、遠目から朱印所を覗いてみましたが、お婆ちゃんの姿はお目にすることはできませんでした。

行願寺③ 行願寺⑤

寿老神は、中国の老子が天に昇ってなったという仙人の姿だそうです。 三千年の長寿を保つ玄鹿を従え、人々の難を払う団扇を持っていることから、福財・子宝・諸病平癒・長寿の功徳ありと信仰されています。
境内の寿老神が祀られているお堂にお参りを済ませ、本堂にある朱印所へご朱印をいただきに行きました。
きょうは多くの参拝客がおられ、書き手の奥さんは大忙しでしたが、とても丁寧に対応していただけました。
ありがとうございました。

行願寺④

いただいたご朱印です。

行願寺②

境内には紫陽花の花が咲いていました。
紫陽花といえば三室戸寺。。。六月中旬頃になったら訪れてみようかと思います。
ここの小さな紫陽花もとてもきれいでした。

都七福神まいり 松ヶ崎大黒天 (大黒天)

赤山禅院から20分ほど歩いたところに松ヶ崎大黒天はあります。

松ヶ崎大黒天① 松ヶ崎大黒天② 松ヶ崎大黒天③

松ヶ崎大黒天は、1616年(元和二年)に建立されたもので、松崎山妙円寺が正式な寺名です。
本尊の大黒天像は伝教大師の作で開運招福の福神として広く信仰を集めているとのことで、縁日は年六回の甲子祭(六十日に一回)と正月初子の日などに行われ、ご祈祷、ご幣が授けられるとのことでした。

松ヶ崎大黒天④ 松ヶ崎大黒天⑤ 松ヶ崎大黒天⑥

大黒様は、打ち出の小槌を持ち笑みを浮かべる姿から福財の神ともいわれ、もともとは軍神だったそうです。
日本では福徳を重きにみて、商売繁盛の守り神とされていると説明されていました。
大黒様へのお参りを済ませ、ご朱印をいただきました。
ご朱印を書いていただいた、きれいな白髪のご婦人がとても丁寧に対応してくれました。
ありがとうございました。

松ヶ崎大黒天⑧ 松ヶ崎大黒天⑦

本堂の前には大黒様の石像があり、触って福を得ることができます。

松ヶ崎大黒天ご朱印

いただいたご朱印です。
ここから洛陽三十三所観音巡礼でも訪れた行願寺(革堂)へ向かいたいと思います。

都七福神まいり 赤山禅院 (福禄寿神)

叡山鉄道宝ヶ池から山手に二キロほど歩いたところに赤山禅院はあります。

赤山禅院① 赤山禅院② 赤山禅院③

こちらの福の神は福禄寿神さんです。
福禄寿神は、南極星の精・泰山府君を人格化した神様で、幸福・高禄・長寿の三徳をあたえられたとされ、商売繁盛、延寿、健康、除災を祈願します。

赤山禅院④ 赤山禅院⑧

赤山禅院は、慈覚大師の遺言によって創建された天台宗総本山、比叡山延暦寺の塔中です。本尊の泰山府君(赤山明神)は京都御所の表鬼門に祀られ、方位の守護神として朝野の厚い尊敬をあつめているそうです。また、懸(かけ)よせ(集金)の神としての信仰も厚く、洛北の豊かな自然に囲まれた境内は、特に紅葉の名所として沢山の人々が訪れるとのことでした。

赤山禅院⑨ 赤山禅院⑥ 赤山禅院⑦

境内の順路にしたがって歩いて福禄寿神さんが祀られているお堂に到着。お参りを済ませてすぐ横にある朱印所でご朱印をいただきました。
ここで福禄寿神さんの人形のおみくじがありました。
おみくじを引いた方々がお堂横にある棚に人形をきれいに並べて帰られるそうです。
ただ、この人形はお土産として持ち帰ることもでくるそうです。

赤山禅院ご朱印

いただいたご朱印です。
ここから松ヶ崎大黒天へ向かいたいと思います。