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西国四十九薬師霊場 第四十五番 三千院

三千院は延暦年間(782年~806年)に伝教大師最澄が比叡山東塔南谷の山梨の大木の下に一宇を構えたことに始まり、その後、慈覚大師円仁に引き継がれ、平安後期以降、皇子皇族が住持する宮門跡となったそうです。

三千院① 三千院② 三千院③

私たちが車を預けた駐車場から歩くこと15分、魚山橋を渡ったところに三千院門跡の石標が見えてきます。そこからすぐのところに御殿門があり、拝観料を収めて順路に従い、客殿から聚碧園でを池泉観賞式庭園を拝見しました。

三千院④ 三千院⑤ 三千院⑥ 三千院⑦

秘仏である本尊、薬師瑠璃光如来が鎮座する宸殿でお参りを済ませて、苔むす有清園から三千院の歴史の源とも言われる往生極楽院を拝見しました。

三千院⑧ 三千院⑨ 三千院⑩

堂内中心に鎮座する阿弥陀如来を中心に、右側に観世音菩薩、左側には勢至菩薩が慈悲に満ちた姿で鎮座されていました。
往生極楽院南側、弁天池脇にたたずむ小さなお地蔵さまたち。三千院で有名「なわらべ地蔵さま」です。

三千院⑪ 三千院⑫ 三千院⑬ 三千院⑭

お地蔵さまのかわいらしい姿に癒され、ここから金色不動堂、観音堂へお参りして朱印所に向かいました。

三千院御朱印① 三千院御朱印②

いただいた御朱印です。
もう少しすれば紅葉美しい三千院を観ることができたと思いますが、青紅葉に苔むす庭もとても素晴らしいものでした。


所在地: 京都市左京区大原来迎院町540
拝観時間:9:00~17:00 (11月 8:30~17:00、12月~2月 9:00~16:30)
拝観料:一般 700円
駐車場:なし(近隣に有料駐車場あり)



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西国四十九薬師霊場 第四十四番 神護寺

木々に囲まれた山中に、金堂、多宝塔、大師堂などが建つ神護寺は、「空海」が、東寺や高野山の経営に当たる以前に住した寺であるとともに「最澄」も法華経の講義をしたことがあると言われているため、日本仏教史上では大変重要な寺院だとされています。

神護寺には2017年の9月に訪問しています。その時の記事はこちらからご覧いただけます。

R2神護寺① R2神護寺② R2神護寺③ R2神護寺④

長く急な参道を上る・・・いや、登ると楼門が見えてきます。
拝観料を収め境内に入り広い敷地に点在する伽藍をゆっくり拝見させてもらいました。

R2神護寺⑤ R2神護寺⑥ R2神護寺⑦ R2神護寺⑧ R2神護寺⑨

ここからさらに石段を上がったところに薬師如来像が安置されている金堂へ向かいました。

R2神護寺⑩ R2神護寺⑪ R2神護寺⑫ R2神護寺⑬

こちらの薬師如来像は立像です。その顔つきや体つきがたくましく、堂々とした姿です。
お参りを済ませ、金堂内にある朱印所で御朱印をいただきました。

神護寺御朱印① 神護寺御朱印②

いただいた御朱印です。
御朱印をいただいてから厄除けの「かわらけ投げ」もやってきました。
三枚セットの素焼きの盃を目の前に見える錦雲渓に向かって、フリスビーのように投げると厄除けになるとのことです。

R2神護寺⑭ R2神護寺⑮

神護寺を訪れた際は是非やってきてください。

所在地: 京都市右京区梅ケ畑高雄町5
拝観時間:午前9時から午後4時
拝観料:大人600円(かわらけ投げは盃3枚で200円)
駐車場:なし(近隣に有料駐車場500円あり)



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西国四十九薬師霊場 第四十三番 神蔵寺

延暦七年、比叡山延暦寺を建てられた伝教大師最澄が、その二年後に、延暦寺の薬師如来と同木で薬師如来坐像を刻まれ、この地に堂宇を建ててお祀りになったのが、この寺の始まりとされています。
この地は比叡山の真西にあたり、朝日に映える山ふところにあるところから、朝日山神蔵寺と名付けられたと説明されていました。

神藏寺1⃣ 神護寺2⃣

夏の訪問となった神蔵寺、紅葉狩りの季節にはライトアップもされ紅葉の名所として多くの参拝者が訪れるということです。入山料を納めて参道を進むときれいな青紅葉に心癒されます。

神藏寺3⃣ 神宮寺④ 神藏寺⑤

まず最初に本堂へお参りをさせていただき、本尊である薬師堂へ向かいました。

神藏寺⑥ 神藏寺⑦ 神藏寺⑧

薬師堂でのお参りをすませ、御朱印をいただきに寺務所へ向かいました。

神藏寺御朱印① 神藏寺御朱印②

いただいた御朱印です。

神藏寺⑨ 神藏寺⑩

紅葉の季節にはどんな感じになるのでしょうか。
観光地化されていない神宮寺、お勧めです。

所在地:京都府亀岡市ひえ田野町佐伯岩谷ノ内院ノ芝60
拝観時間:9:00〜17:00
入山料:300円
駐車場:あり(無料)



西国四十九薬師霊場 第四十二番 勝持寺

勝持寺へは、四十一番札所の正法寺から大野原神社を経由してまで歩くコースがおすすめです。
大原野神社の境内に「近道」と書かれた案内板に従って森林浴を楽しみながら約10分ほど歩いたところで山門が見えてきます。

勝持寺は平安末期の歌人、西行法師が出家し庵を結んだと伝えられる古刹です。春には西行お手植えの桜「西行桜」をはじめ100本近い桜が咲き誇る桜の名所「花の寺」と呼ばれ親しまれているお寺です。

勝持寺① 勝持寺② 勝持寺③ 勝持寺④

門を潜り寺務所で拝観料を納め、朱印帳を預けて本尊である薬師如来へのお参りをさせてもらいました。

勝持寺⑧ 勝持寺⑥ 勝持寺⑦ 勝持寺⑨

お参りをすませ、御朱印帳をいただきに行きました。

勝持寺御朱印① 勝持寺御朱印②

いただいた御朱印です。
桜の名所として有名なお寺ですが、秋には紅葉も素晴らしいとのことです。

所在地:京都市西京区大原野南春日町1194
拝観時間:午前9時~午後5時(午後4時30分受付終了)2月中拝観休止
拝観料:大人400円
駐車場:あり(無料)




西国四十九薬師霊場 第四十一番 正法寺

コロナで2月から自粛していた巡礼を再開することにしました。
まだコロナウイルスが完全に終息したわけではありませんが、感染予防をしながらぼちぼちお参りできればと思っています。

さて

正法寺は、真和尚の高弟である智威大得が創建したものと伝えられるお寺です。応仁の乱で一度消失しましたが、江戸初期に再興されたそうです。

正法寺⑫ 正法寺⑬ 正法寺⑭

拝観料を納、その際に朱印帳を預けて境内に入らせていただきました。
境内に入って最初に目にしたのは本堂の前面にある前庭です。

正法寺④ 正法寺⑤ 正法寺⑥

枯山水のとても美し庭で「石の寺」と言われるだけに中央の巨石が目に付きます。
前庭を拝見して次に拝見したのは正法寺の見どころである「鳥獣の石庭」です。

正法寺⑦ 正法寺⑧ 正法寺⑨ 正法寺⑩ 正法寺⑪

東山連峰を借景に象、フクロウ、獅子、カエル、ウサギ、亀の形をした石が配置されています。
山(東山三十六峰最南端)や醍醐山が見えます。他に境内には、鴻池家伝来の大手水鉢があります。

正法寺⑮ 正法寺⑯ 正法寺⑰

本堂でお参りを済ませ、預けていた朱印帳と他にお願いしていた御朱印をいただきました。

正法寺御朱印① 正法寺御朱印② 正法寺御朱印③

いただいた御朱印です。
たぶんコロナが無ければ真夏のお参りになったと思われる今回のお参り。
秋の気配を感じるお参りとなりました。数ヶ月巡礼はやっていませんでしたが、焦らず慌てずのんびり楽しみたいと思います。

所在地: 京都府京都市西京区大原野南春日町1102
拝観時間:午前9時から午後5時
拝観料:大人300円
駐車場:あり(無料)