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西国三十三所観音巡礼 第二十三番札所 応頂山 勝尾寺

勝尾寺石柱

勝尾寺は天然記念物の野猿、日本の滝百選の一つに選定されている箕面滝で有名な北摂山系箕面山に建つお寺です。「勝運の寺」、または「勝ちダルマの寺」としても知られています。日本の歴史ある有名なお話としては、「源氏」や「足利氏」といった歴代の武将たちが、戦の勝利を祈願するため、この「勝尾寺」へ足を運んだと言われています。現在では、受験、スポーツ、商売、病、選挙などなど、人生における様々な状況での「勝運」を高めるために、多くの参拝者が訪れるお寺です。

勝尾寺お迎え地蔵さん 勝尾寺山門 勝尾寺境内

御本尊:十一面千手観世音菩薩
御詠歌:重くとも 罪には法の 勝尾寺 ほとけを頼む 身こそやすけれ

拝観料を納めて境内に入ると最初に迎えてくれるのは「お迎え地蔵さま」です。お地蔵さまに合掌して山門を潜ると、目の前に池があり、その奥に弁財天のお社が見えます。本堂をめざし、参道を歩くと灯篭や石仏などに沢山のだるまさんが置かれていることに気づきます。

勝尾寺灯篭とだるまさん① 勝尾寺だるまさん引くじ 勝尾寺石碑だるま 勝尾寺だるまみくじ

写真、わかりにくいかもしれませんね(^_^;)
木でできただるまさん、実は「おみくじ」なんです。
おみくじを引いた後、思い思いの場所に置いていく人あり、持ち帰って家に飾る人もいるそうです。

本道へ向かう途中には勝だるまの奉納棚がありました。

勝だるま奉納棚① 勝だるま奉納棚②

たくさんのだるまさんは、願いが成就した人たちが奉納したものだそうです。

七転び八起きのだるまは、まずは「己に勝つ」が出発点となっています。
大願成就に必要なのは「自らに自信を持ち、自分を信じること」と勝尾寺では教えているとの説明がありました。

勝尾寺厄払い荒神 勝尾寺厄払い荒神さん②

さらに本堂へと足を進めると、日本最古の厄ばらい荒神のお堂があります。
初代住職が瞑想中に神秘的な力を感じとったことによりお堂を作ったとされ、絶大な力を誇る厄払いの三宝荒神として深く信仰されているとのことでした。

いよいよ本堂へのお参りです。

勝尾寺本堂① 勝尾寺本堂② 勝尾寺本堂③

現在の本堂は、慶長八年(1603年)に豊臣秀頼により再建されたものだそうです。
鮮やかなオレンジ色の本堂は、平成11年に修復作業がなされ、現在に至っています。
本堂でのお参りを済ませ、すぐ横に建つ納経所で御朱印をいただきました。

勝尾寺御朱印

いただいた御朱印です。
さらにここから本堂の右手を登り、高台の展望のよい所にある。二階堂へもお参りに行ってきました。

勝尾寺二階堂① 勝尾寺二階堂② 勝尾寺二階堂③

二階堂は浄土宗の開祖である法然上人二十五番霊場の第五番霊場となっています。
いつかこの霊場巡りもできればなって思います。

所在地:大阪府箕面市粟生間谷2914−1
電話:072-721-7010
参拝時間:8:00~17:00
拝観料:大人400円
駐車場:あり(有料)



勝尾寺の帰り、茨木市の忍頂寺へ立ち寄ってみました。
忍頂寺は茨木市大字忍頂寺にある高野山真言宗の寺院で現在は寿命院とも呼ばれています。

御本尊:薬師如来

忍頂寺本堂① 忍頂寺観音堂 忍頂寺お地蔵様

山の中にひっそりと佇むお寺は、摂津国三十三所観音巡礼第二十三番札所になっています。
御朱印もいただける・・・のかな?今回、御朱印はいただかずにお参りだけさせてもらいました。

忍頂寺本堂寺縁起の額

本堂に架かっている額は大正15年のもので、この時期に本堂、観音堂、鐘楼が再建されたことが記されています。他に縁起として行基菩薩の発願により、薬師如来を彫刻し堂宇を建立したことなどが書かれています。

後で知ったのですが、忍頂寺はキリスト教伝播の影響で寺院が焼かれ、キリシタン大名の高山右近に寺領を没収されるなどの歴史もあるそうです。

所在地:大阪府茨木市大字忍頂寺258



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