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西国三十三所観音巡礼 第三十番札所 竹生島 宝厳寺

今回の巡礼、琵琶湖に浮ぶ「神の棲む島」といわれる竹生島へは、長浜港から琵琶湖汽船に乗船して行くことができます。

琵琶湖汽船① 琵琶湖汽船② 琵琶湖汽船③

港を出航して約30分ほどで竹生島が見えてきました。

竹生島① 竹生島② 竹生島③

竹生島④ 竹生島⑥ 竹生島⑤

宝厳寺は、神亀元年(724年)に聖武天皇の勅願により、行基が竹生島に来島し弁才天像を造り小堂に安置したのがこの寺の創始と伝えられています。また、湖上の小島にあるにも拘わらず何回もの火災に遭っているようで、永禄元年(1558年)には堂塔はことごとく焼失したそうです。その後、戦国動乱の中で復興にかなり難渋ましたが、豊臣秀頼の力添えにより寺容が回復したと伝えられています。

御本尊:千手千眼観世音菩薩(観音堂)
御詠歌:月も日も 波間に浮かぶ 竹生島 船に宝を 積むここちして

宝厳寺参道 宝厳寺本堂① 宝厳寺本堂②

船着場から数軒ある土産物屋の前を通り抜けて、拝観受付を通ると眼前に急勾配の石段があり、石段を上った広場に「本堂(弁才天堂)」が建てられています。本堂でお参りを済ませて、ここから唐門を潜って観音堂へのお参をする予定でしたが、唐門は現在修復工事中だったため、しっかりと拝見することはできませんでした。

舟廊下② 舟廊下① 宝厳寺観音堂

観音堂に安置されている千手千眼観世音菩薩は秘仏で次回の御開帳は2037年だそうです。ちなみに、舟廊下の下は絶壁で、建物は清水寺などで知られる「懸造(がけづくり)」になっていて、廊下に使われている木材は朝鮮出兵のおりに造られた日本丸の船櫓を利用したとされています。廊下を渡ると都久夫須麻神社にたどり着こことができます。

かけづくり① 都久夫須麻神社①

都久夫須麻神社の本殿は、秀吉が寄進した伏見桃山城の束力使殿(天皇の使者殿)を移転したもので国宝に指定されています。
そうそう、竹生島へ一度でも行かれた方なら竹生島といえば「かわらけ投げ」を連想されると思います。

かわらなげ① かわらなげ②

素焼きの「かわら」と呼ばれる盃のような焼き物に名前や願い事を書いて鳥居に向かって投げます。投げたかわらが見事、鳥居を潜れば願いが叶うとされているそうです。団体で訪れていたかたが方々が「きゃーきゃー」言いながら投げてました。

船で上陸して長浜港へ戻る船が来るまで75分。時間的には出航15分前くらいには島内全てを参ることは出来ると思います。無料休憩所で10分ほど座っていると帰りの船がやってきました。

琵琶湖汽船④ 竹生島⑦

「宝厳寺」と「都久夫須磨神社」でいただいた御朱印です。

竹生島宝厳寺西国三十三所御朱印 竹生島宝厳寺西国三十三所御詠歌御朱印 弁才天堂御朱印 都久夫須麻神社御朱印

暑い中での参拝でしたが、いつも思うのは暑くても寒くても参拝させていただくと、何故か清々しい気持ちになれるというとです。
ただ、無理せず体調には気をつけながら次に向かいたいと思います。

所在地:滋賀県長浜市早崎町竹生島
アクセス:(1)彦根港から船で35分 (2)長浜から船で30分 (3)今津から船で25分
入島料:大人/400円 小人/300円



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