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洛陽三十三所観音霊場 第二十三番札所 八幡山 東寺



東寺南大門


近鉄奈良線の東寺駅から東へ200メートルほど歩いたところに東寺はあります。
東寺(とうじ)は、真言宗の根本道場で、東寺真言宗の総本山でもあります。
平安京鎮護のための官寺として建立が始められた後、嵯峨天皇より空海(弘法大師)に下賜され、真言密教の根本道場として栄えたそうです。
中世以降、弘法大師に対する信仰の高まりとともに「お大師様の寺」として庶民の信仰を集めるようになり、21世紀の今日も京都の代表的な名所として存続しています。
昭和9年(1934年)に国の史跡に指定され、平成6年(1994年)12月には「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されました。

十一面観音菩薩
御詠歌:らくようや たつねめぐりて まいるらん たれにとうじの うちのかんのん

東寺金堂其の二 東寺金堂

南大門を潜ると正面に金堂が姿を表します。
そこからさらに右手に講堂を見ながら北へ歩くと、十一面観音菩薩が安置されている食堂が見えてきます。

東寺食堂

食堂でお参りを済ませ、納経所でご朱印をいただきました。
ちょうど春の特別公開で国宝の五重塔、金堂、重要文化財に指定されている講堂にそれぞれ安置されている仏像を拝み見ることができたのですが、昨年11月の秋の特別公開のときに拝見させてもらっていますので、今回は、食堂に安置されている観音菩薩様の参拝だけにさせてもらいました。

東寺春の特別公開 東寺五重塔
東寺桜 東寺手水場

境内の桜ですが、すでに満開の時期は過ぎたようで、若干若葉が目立つようになってきたいるように思えました。

東寺ご朱印

いただいたご朱印です。
ここから北大門を潜り、東寺の別格本山である観智院へ向かいました。

東寺北大門 東寺観智院

観智院は徳川家康により、東寺だけでなく、真言宗全体の勧学院と位置づけらたそうです。
ここで多くの学僧を輩出され、経蔵である金剛蔵には膨大な文書、転籍、聖教類が所蔵されていましたが、現在は宝物館へ移されているとのことでした。
ちなみに観智院のご朱印も食堂でいただくことができます。
東寺では全てのご朱印が食堂内の納経所でいただけます。確か九つあり、一度にすべていただくことも可能です。
σ(^^)は洛陽三十三所霊場巡礼中なのでまたの機会とさせていただきました。

さて、ここから花見には少し遅いかもしれませんが、垂れ桜が気になる六角堂へ向かいます。

参拝ガイド
所在地:京都市南区九条町1番地
電話:(075)662-0173
参拝時間:午前8時から午後5時(午後4時30分受付終了)


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