FC2ブログ

洛陽三十三所観音霊場 第二十五番札所 法音院

法音院は、二十番札所の東山泉涌寺の山内にある塔頭です。
泉涌寺へは3月の23日に参拝させえていただきましたが、順打ちにこだわって巡礼させてもらっている関係で、この日は横目で法音院を見ながら通り過ぎ、あらためて今日参拝させていただくことができました。

法音寺へ 泉涌寺総門

東福寺駅から歩き、ちょっとした坂道を登っていくと泉涌寺の総門が見えてきます。
そこからほんの少し歩いたところに法音院はあります。

法音院四脚門 法音院四脚門其の二 法音院境内図


不空羂索観音菩薩(本堂)
御詠歌:おがむれば すべてのものを かのきしえ すくいたまふや ふくうけんさく

寺伝によると、鎌倉時代末期にあたる嘉暦元年(1326)無人如導宗師によって泉涌寺山内に法音院は創建されます。しかし、室町期応仁文明の大乱により当院も兵災焼亡の憂目に会ってしまいます。その後江戸時代の初期寛文四~五年(1664~1665)幕府及び本多正貫・同夫人の支援を得、覚雲西堂の手により現在の地に再建されたと説明されていました。

こちらの御本尊は、あらゆる人を救う羂索(投げ縄)をもつ不空羂索観音菩薩。一面三眼八臂の姿でこの世では病なく、財宝を得、水難火難を除き、人々に敬われ慈悲の心で暮らすことができるなどのご利益を得られ、死に臨んでは苦しみなく浄土に導かれるなどのご利益があるとされ、泉涌寺七福神の寿老人を祀るお寺としても信仰を受けています。

法音院本堂

まず本堂に安置されている本堂にお参りした後、朱印をいただきに納経所へ行きました。
インターホンを押すと中から女性の声で「どうぞ~お入りください。」といわれ中に入ると、こちらの奥さんと思われる女性がσ(^^)が手に持つ朱印帳をみて「洛陽ですね。ご苦労様です。」と笑顔で応対してくれました。
どこの朱印所や納経所へ行ってもご朱印を書いてもらうときに香る墨のにおいは何故か心癒される気がします。
「ようお参りくださいました。」と丁寧に応対してもらいました。

法音院ご朱印

いただいたご朱印です。

法音院寿老人

こちらは泉涌寺本山と各塔頭寺院に祀られた泉山七福神巡りの第七番、寿老人が祀られているお堂です。
寿老人は、中国の老子が天に昇ってなったという仙人の姿で、三千年の長寿を保つ玄鹿を従えて人々の難を払う団扇を持っていることから、福財・子宝・諸病平癒・長寿の功徳ありといわれているとのことでした。

いつか七福神巡りもしてみたいと思います。

参拝ガイド
住所 京都市東山区泉涌寺山内町30
電話 (075)551-0961
拝観料 無料
拝観時間 9:00~16:30



関連記事

コメント

非公開コメント