西国三十三所観音巡礼 第二番札所 紀三井山 金剛宝寺
紀三井寺の正式名称は「紀三井山金剛宝護国院」、宝亀元年(770)、唐の僧為光(いこう)上人によって開かれ、和歌山城からほど近いところにあることから歴代藩主が訪れて、紀州徳川家の繁栄を祈願したお寺です。
紀三井寺の名前の由来は、三つの井戸「吉祥水(きっしょうすい)」「楊柳水(ようりゅうすい)」「清浄水(しょうじょうすい)」からそう呼ばれるようになったそうです。

早咲きの桜の名所としても有名な紀三井寺。
春にはこの写真の位置から素晴らしい山桜を見ることができるとのことで、桜目当てに参拝されるのであればその時期に来られることをお薦めします。

楼門を潜ると、目の前に急な石段が(・・;) 後で聞いいてみると、231段あり「結縁坂」と呼ばれているそうです。
とりあえず目指すは本堂!・・・あっ、途中石段の右手側に木立が見えてきますが、その木立の中にある小さな滝の水が三井水と呼ばれる湧き水が流れているそうです。紀三井寺の三井水は3つの場所から湧き出ている水の総称で名水百選に定められ、それぞれ「清浄水・吉祥水・楊柳水」と呼ばれており、滝の水は清浄水と呼ばれています。

また清浄水のすぐ横には松尾芭蕉が貞享5年(1688年)紀三井寺を訪れた際に詠んだ句を刻んだ碑が建てられています。
「みあぐれば さくらしもうて 紀三井寺」
せっかく桜の名所として有名な紀三井寺に来たのに見上げてみると桜は散っていたという思いを詠んだ句だそうです。
長い石段を昇ると目の前に六角堂が見えてきます。

六角堂は、西国三十三箇所を巡礼するのに等しい功徳があると伝えられているそうです。
さて、いよいよ本堂へ参拝です。

ご本尊:十一面観音(重要文化財)
御詠歌:ふるさとを はるばるここに 紀三井寺 花の都も 近くなるらん
本堂でのお参りを済ませ、朱印所でご朱印をいただきました。

いただいたご朱印です。
そのあと境内をしばし散策させていただきました。


本堂前に並ぶ「鐘楼(重文)」です。

本堂よりも一段だけ高いところに建つ「多宝塔(重文)」です。

多宝堂の北側にある「開山堂」です。

本堂から南側にある真新しく巨大な建物が「新仏殿」です。御本尊は、木造・寄木の立像仏としては日本最大という「大千手十一面観世音菩薩像」が安置されています。

大千手十一面観世音菩薩像は高さが12メートル。その大きさに圧倒されます。
また、3階部分は展望台になっていて、紀三井寺の境内はもちろん、和歌浦湾まで見晴らせる絶景ポイントになっています。
さらに大きな丸窓からは、御本尊の顔が目の前に見えます。

「結縁坂」の途中にはいくつかの塔頭があります。

身代り大師が祀られている紀三井寺の塔頭「松樹院」です。

こちらでは二種類のご朱印がいただけます。

こちらは「滝本院」波切不動明王像が祀られています。

こちらでいただけるご朱印は書置きのみとなっていました。
見所満載の紀三井寺。
桜の季節に再度訪れることができればと思います。
住所: 和歌山県和歌山市紀三井寺1201
電話: 073-444-1002
拝観時間: 8:00 ~17:00
駐車場: 有料駐車場あり
※関西の桜の開花宣言の基準となる「ソメイヨシノ標本木」があります。
※御本尊などの秘仏の御開帳は、50年に一度しか行われません。次回は次回は10年後の2020年だそうです。
紀三井寺の名前の由来は、三つの井戸「吉祥水(きっしょうすい)」「楊柳水(ようりゅうすい)」「清浄水(しょうじょうすい)」からそう呼ばれるようになったそうです。


早咲きの桜の名所としても有名な紀三井寺。
春にはこの写真の位置から素晴らしい山桜を見ることができるとのことで、桜目当てに参拝されるのであればその時期に来られることをお薦めします。


楼門を潜ると、目の前に急な石段が(・・;) 後で聞いいてみると、231段あり「結縁坂」と呼ばれているそうです。
とりあえず目指すは本堂!・・・あっ、途中石段の右手側に木立が見えてきますが、その木立の中にある小さな滝の水が三井水と呼ばれる湧き水が流れているそうです。紀三井寺の三井水は3つの場所から湧き出ている水の総称で名水百選に定められ、それぞれ「清浄水・吉祥水・楊柳水」と呼ばれており、滝の水は清浄水と呼ばれています。


また清浄水のすぐ横には松尾芭蕉が貞享5年(1688年)紀三井寺を訪れた際に詠んだ句を刻んだ碑が建てられています。
「みあぐれば さくらしもうて 紀三井寺」
せっかく桜の名所として有名な紀三井寺に来たのに見上げてみると桜は散っていたという思いを詠んだ句だそうです。
長い石段を昇ると目の前に六角堂が見えてきます。


六角堂は、西国三十三箇所を巡礼するのに等しい功徳があると伝えられているそうです。
さて、いよいよ本堂へ参拝です。




ご本尊:十一面観音(重要文化財)
御詠歌:ふるさとを はるばるここに 紀三井寺 花の都も 近くなるらん
本堂でのお参りを済ませ、朱印所でご朱印をいただきました。

いただいたご朱印です。
そのあと境内をしばし散策させていただきました。




本堂前に並ぶ「鐘楼(重文)」です。

本堂よりも一段だけ高いところに建つ「多宝塔(重文)」です。

多宝堂の北側にある「開山堂」です。

本堂から南側にある真新しく巨大な建物が「新仏殿」です。御本尊は、木造・寄木の立像仏としては日本最大という「大千手十一面観世音菩薩像」が安置されています。

大千手十一面観世音菩薩像は高さが12メートル。その大きさに圧倒されます。
また、3階部分は展望台になっていて、紀三井寺の境内はもちろん、和歌浦湾まで見晴らせる絶景ポイントになっています。
さらに大きな丸窓からは、御本尊の顔が目の前に見えます。



「結縁坂」の途中にはいくつかの塔頭があります。

身代り大師が祀られている紀三井寺の塔頭「松樹院」です。


こちらでは二種類のご朱印がいただけます。

こちらは「滝本院」波切不動明王像が祀られています。


こちらでいただけるご朱印は書置きのみとなっていました。
見所満載の紀三井寺。
桜の季節に再度訪れることができればと思います。
住所: 和歌山県和歌山市紀三井寺1201
電話: 073-444-1002
拝観時間: 8:00 ~17:00
駐車場: 有料駐車場あり
※関西の桜の開花宣言の基準となる「ソメイヨシノ標本木」があります。
※御本尊などの秘仏の御開帳は、50年に一度しか行われません。次回は次回は10年後の2020年だそうです。
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