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西国三十三所観音巡礼 第四番札所 槇尾山 施福寺 【槇尾寺】

葛城山の北側、槇尾山の山腹に建つ西国三十三所の中でも屈指の難所と呼ばれる施福寺。
通称槇尾寺(まきおでら、まきのおでら)と呼ばれており、大阪みどりの百選に選定されています。

入山前、実際目にした急な坂道に「よし!」と気合を入れて足を踏み出しました。

施福寺参道①

入山してすぐの右側には、満願滝弁財天があり、奥には滝があります。

満願滝弁財天② 満願滝弁財天

満願滝① 満願滝②

入山してから本堂まで、距離にして約1㌔の道程を40分ほどかけて上がることとなりました。

施福寺参道② 施福寺参道③ 施福寺参道④

急な石畳を息を切らせながら上がっていくと、やがて山門が見えてきます。

施福寺迎え観音 施福寺山門前 施福寺山門 施福寺山門②

迎え観音像へ入山のお礼をしていよいよ参道へ。

施福寺参道⑤ 施福寺参道⑥

難所といわれるとおりの急な石段。。。上がれどあがれど続くといった感じです。
途中、先にお参りを済ませて下山してきた方々とすれ違いましたが、自然に「こんにちわぁ」と互いに挨拶し合うのも山登りならではの光景かと思いました。中には「もうすこしですよ」と優しい声がけをしてくれる方もおられました。

施福寺愛染堂

こちらは弘法大師が剃髪したといわれる愛染堂です。
愛染明王像が安置されており、大師の毛髪が祀られているそうです。

施福寺参道⑦ 施福寺石標

この本堂へと続く最後の石段がけっこうきつかったです。

施福寺本堂① 施福寺本堂② 施福寺本堂③ 施福寺本堂④

本尊:十一面千手千眼観世音菩薩
御詠歌:深山路や 檜原松原 わけゆけば 巻の尾寺に 駒ぞいさめる

お寺の創建は古く、仏教が伝来して間もないころ、欽明天皇の命を受けて、播磨の国の加古の行満が弥勒菩薩を本尊として創建し、航海安全祈願の道場として発展させたとされ、古代ヤマト王権の聖地、巻向山の神を祀った山ということで、巻尾山が後に槇尾(巻尾)山と呼ばれるようになったと伝えられたいるそうです。

天性年間には寺領二万石、一山の坊舎約970、3千人の僧を越える大寺院でしたが、織田信長の焼き討ちで諸堂は焼失し、現在の諸堂は安政年間に信徒によって再建されたものだと説明されていました。

境内をしばし散策させていただきました。

施福寺本堂⑧ 施福寺境内①

施福寺境内② 施福寺境内③ 施福寺山々① 施福寺山々②

紅葉には若干早い時期でしたが、お天気にも恵まれ素晴らしい景色を見ることができました。

本堂へのお参りを済ませ、朱印書でご朱印をいただきました。

施福寺御朱印

いただいたご朱印です。
きつい登りも上がってしまえば清々しいものです。
お参りされる予定の方は飲み物持参をお忘れなく。

所在地:大阪府和泉市槇尾山町136
電話:0725-92-2332
拝観時間:8:00~17:00(12月~2月は~16:00)
内陣拝観料:500円
駐車場:あり



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