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西国三十三所観音巡礼 第九番札所 興福寺 南円堂

藤原氏の氏寺である興福寺はもとは飛鳥にあったそうで、和銅3年(710年)に現在の地に移ってきたとされています。「南円堂」はその約100年後、弘仁4年(813年)に興福寺の一堂として、藤原冬嗣が父、内麻呂の供養と一族の繁栄を願い建立したといわれていわれています。

南円堂① 南園堂② 南円堂③ 南円堂④

本尊:不空羂索観世音菩薩像
御詠歌:春の日は 南円堂に かがやきて 三笠の山に 晴るるうす雲

南円堂は、創建以来四度目の建物で、寛保元年(1789)に再建されたそうです。江戸時代の建物といっても、その手法はきわめて古様で、日本で最大の八角堂だそうです。
また、 毎年10月17日に特別開扉がされているとのことでした。

南円堂へのお参りを済ませ、朱印所でご朱印をいただきました。

南円堂ご朱印

いただいたご朱印です。
ちょうど国宝館耐震工事に伴い、通常非公開の仮講堂にて阿修羅像〈国宝〉をはじめ八部衆立像〈国宝〉など国宝館の主要な国宝が公開されているとのことで観せていただくことにしました。せっかくなので、東金堂の拝観との共通券を購入しました。東金堂は、薬師如来像を本尊とし、日光、月光菩薩像、四天王像などが安置されていました。

興福寺東金堂① 興福寺東金堂②

仮講堂には、阿修羅像をはじめ、八部衆十大弟子、金剛力士など、国宝館の主要な国宝の数々が公開されており、それらを目の当たりにするという貴重な拝観ができたこと、本当に良かったと思いました。

所在地:奈良県奈良市登大路町48
電話: 0742-22-7755
拝観時間:9:00~17:00
駐車場:あり(有料)



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