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西国三十三所観音巡礼 第十三番札所 石光山 石山寺

石山寺東大門① 石山寺東大門

石山寺は琵琶湖の南端、瀬田川右岸にあります。寺の創設は天平19年(747年)、聖武天皇の祈願所として良弁が開いたのがはじまりとされています。境内には、寺名の由来となった天然記念物の硅灰石(けいかいせき)がそびえており、紫式部がここの本堂で「源氏物語」の構想を練ったことから、ゆかりの地としても知られています。

本尊:如意輪観世音菩薩
御詠歌:後の世を 願う心は 軽くとも 仏の誓い 重き石山

石山寺仁王像② 石山寺仁王像①

東大門の左右に鎮座する仁王像の迫力ある姿を観ることができます。

石山寺参道① 石山寺石穴 石山寺参道②

東大門を潜り、本堂への参道を進みます。
本堂へ行く途中、このあたりの石は全て大理石だという岩穴?がありました。中を潜り抜けできるのですが、潜ったからといって、特にご利益とかはないそうです。。。ちなみにσ(^^)は潜ってきました。
参道を進んで石段をあがると目の前に天然記念物の硅灰石(けいかいせき)が見えてきます。

石山寺硅灰石① 石山寺硅灰石② 石山寺硅灰石③

たまたま傍にいたガイドをされてる方が、硅灰石は石山寺の「石山」の起りとなったもので、こんなに大きなものは珍しいと説明されていました。。。確かに・・・国の天然記念物に指定されるほどのものですもんね。
本堂へと向かいます。

石山寺本堂① 石山寺本堂② 石山寺本堂③

舞台づくりになっている石山寺の大きな本堂全体を一枚に収めることはちょっと無理かもしれません。
冒頭にも記しましたが、本堂は紫式部が源氏物語を書いたお堂として知られており、石山寺縁起絵巻第四巻第一段には、紫式部が源氏物語の成就を願って石山寺に籠もり、とっさに浮かんだ情景を経典の裏に書いたと記されているそうです。

本堂でお参りを済ませ、朱印所でご朱印をいただきました。

石山寺ご朱印

いただいたご朱印です。
本堂を出て境内を散策させていただきました。

三十八権現社

石段を歩き三十八権現社を過ぎたところに経蔵という、高床倉があります。

経蔵① 経蔵腰掛石

経蔵の下には座ると安産になるといわれている「腰掛け石」があります。

鐘楼

鎌倉後期のものともいわれている鐘楼です。

多宝塔① 多宝塔②

国宝の多宝塔は、石山寺のシンボルとも言える二重塔で、大日如来が祀られています。

心経堂① 心経堂②

心経堂は、西国三十三所霊場巡礼の凄さを、花山法皇が世に広めて千年経った記念として建てられたものだそうです。
花山法皇が長年にわたり納めてきた心経写経と如意輪観世音菩薩像が安置されています。紅葉とマッチしてきれいでした

源氏物語ゆかりの地である石山寺は花の寺としても有名で、花を求めて参拝するのも良いかもしれません。

所在地:滋賀県大津市石山寺1−1−1
電話: 077-537-0013
拝観時間:8:00~16:00
納経時間:9:00~16:00
拝観料:600円
駐車場:あり(有料)



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